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2017年12月13日号

チームケア学会「生きる覚悟」を討論

全国から400名が参加
 一般社団法人チームケア学会(東京都中央区)は11月24日、アパホテル東京ベイ幕張ホールにて、「第2回チームケア学会」を開催。全国から400名を超す参加者が集まった。

 

 

 東邦大学の美ノ谷新子特任教授が「他人の最期をみとる者の覚悟」をテーマに基調講演を行った後、全国から選ばれた2事例が発表された。「生きる覚悟を考える」をテーマにした公開討論会では、美ノ谷特任教授が座長・進行を務め、介護福祉士、看護師、作業療法士、管理栄養士、生活相談員、ケアマネジャーが、それぞれの視点から「目的遂行」を主眼に置いたチームケアのあるべき姿について討論し、参加者は熱心に耳を傾けていた。

 

 

 学会長を務める明治大学の小笠原泰教授は、「チームケアが機能していくためには、おのおのが『易きにながされない覚悟』を持つことが重要」と話す。今後は、理念を共有できる医療・介護・福祉事業者の同学会参加を呼び掛けていく。