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2017年12月06日号

東京建物 都心部に有老を展開

 東京建物グループ(東京都中央区)の誠愛苑(同)は11月23日に4棟目の介護付有料老人ホーム「グレイプスウィズ四谷」を開設した。これまで誠愛苑はさいたま市内に3棟の介護付有老を開設している。今回の開設は東京建物グループとして初の都心部における有老となった。

 


 「グレイプスウィズ」のブランド名は東京建物シニアライフサポートが展開するサービス付き高齢者向け住宅「グレイプス」と入居者と生活の質を一緒に高めたいという思いで「ウィズ」を組み合わせて名づけられた。

 


 「グレイプスウィズ四谷」は地上5階建ての全48室。1人用・2人用全5タイプの居室があり、月額利用料金は1人部屋のAタイプの部屋は前払いプランで前払金1920万円のプランを選択した場合は約21万円から。

 


 1階のダイニングにはピアノがあり音楽療法として入居者の希望する曲を演奏する。ラウンジにはバーカウンターを併設しており、週に1度、介護職員がバーテンダーとなり夕食後に近所の酒屋で購入したお酒をボトルキープして楽しむことができる。これは近隣の町会長のアイデアで実現した。5階の機能訓練室には常勤の機能訓練指導員が個別に入居者のためのプログラムを作成している。

 


 近隣に商業施設が多く、買物や食事、映画など個別サービスに力を入れていく。

 


 今後、同社ではこれまでのノウハウを活かした有料老人ホームを「グレイプスウィズ」として展開していく。