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2018年08月22日号

買い物代行サービス導入 SOMPOケア

インフォコムと共同で
 SOMPOホールディングス(東京都新宿区)はインフォコム(同渋谷区)と共同で、生活支援サービスを統合した「シニアポータル構想」を進める。ICTを活用して、身体機能や生活スタイルの変化にとらわれず、高齢者が自分らしい生活を実現するための生活支援サービスを開発する。第一弾として、SOMPOケア(同品川区)の高齢者施設利用者向けに「買い物代行サービス」の実証実験を行う。

 


 利用者に対しスマートフォンやタブレット、テレビなどのインターフェースを通じ、日用品や食料品に加え、従来購入が難しかった嗜好品や化粧品、洋服といった商品を幅広くラインナップして、簡単に購入できる仕組みを構築する。過去の購買履歴や利用者属性データを活用した商品レコメンド機能により、利用者の趣向に合わせた購買をできるようにする。

 


 今月より実証実験を開始し、年度内のサービス提供開始を目指す。今後は、健康・認知機能の維持や社会貢献、自己実現といった高齢者の多様なニーズに対応できるサービス開発も検討していく。